お金の授業

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世界最古のコイン誕生〜お金の授業 No3〜

お金の授業:No3「世界最古のコイン誕生」 貴金属によるコイン状の貨幣が作られたのは、今から2100年ほど前の紀元前670年頃、リディア王国(現在のトルコ地域)においてだとされています。 このコイン(リディア・コイン)は、砂金と銀が混ざり合った自然合金で作られ、形状は凸凹でしたが、ライオンの頭が刻印され、重さも均一でした。 重さが均一だったため、わざわざ重さを測る必要がなく、枚数を数えるだけで済む…

紙幣の誕生〜お金の授業 No.4〜

お金の授業:No4「紙幣の誕生」 貴金属でできたコインは、それ自体に価値がありましたが、現在の1万円札のような紙幣が「お金」として使われ出したのはどうしてなのでしょうか? 世界最古の「紙幣」は「交子」と呼ばれ、今から1000年ほど前の中国、北宋という国で誕生したと言われています。 「交子」が誕生する前の北宋の通貨は鉄でできた「鉄銭」でした。でもこの「鉄銭」は重くて持ち運びに不便でした。 そのうちに…

金本位制〜お金の授業No.5〜

お金の授業:No5「金本位制」 前回の動画で正式な通貨(本位貨幣)との交換を約束した紙幣(兌換紙幣)の話をしました。 この仕組みは中国発祥ですが、徐々に世界中に広まりました。その理由は、単に紙幣が持ち運びが楽というだけではありません。政府が持っている正式な通貨以上に紙幣を発行できるのですから、見かけ上は資産が増えたようになります。 ただし、政府の持っている資産が底をついたり、政府や国がなくなったり…

ブレトン・ウッズ体制〜お金の授業No.6〜

お金の授業:No6「ブレトン・ウッズ体制」 第二次世界大戦の終わりに近づいた1944年7月、戦後の復興に向けて貿易を促進するための新しい国際通貨制度が作られることになりました。  「金」と米ドルとの交換比率を決め、米国が米ドルと「金」の交換を保証する「金本位制」です。これにより、米ドルが世界の基軸通貨になりました。国同士の貿易には米ドルを使うことが標準になったのです。 これは主要各国の代…

フェイクマネー〜お金の授業No.7〜

お金の授業:No7「フェイクマネー」 1971年、当時のニクソン大統領が突然、米ドルと「金」の交換停止を発表しました。 アメリカは「金」の裏付けがなくても、米ドルを発行できるようになったのです。 そうなると、米ドルの信用が落ちて、米ドルは世界の基軸通貨ではなくなるはずでしたが、米ドルに変わる基軸通貨がなかったので、その後も米ドルが基軸通貨のように使われるようになりました。 現在、「金」のような貴金…

財務諸表を理解する〜お金の授業No.8〜

お金の授業:No8「財務諸表を理解しよう」  金持ち父さんはよくこう言っていた。 「銀行は学校の成績表を見せろとは決して言わない。君が学校でどんな成績をとったかなんてことには何の興味もない。銀行が知りたいのは、君の財務諸表なんだ。一度学校を出たら、君の財務諸表が君の成績表になるんだ。」 「ファイナンシャル教育」は、財務諸表を形作っている3つの部分を理解することから始まる。 書籍『金持ち父さんの大金…

資産と負債の違いは何か?〜お金の授業No.9〜

お金の授業:No9「資産と負債の違いは何か?」 貧乏父さんは「持ち家は資産だ」とよく言っていた。金持ち父さんはこう言っていた。「君のお父さんが正しいファイナンシャル教育を身に付けていたら、自分の家が資産なんかじゃないってことがわかるはずなんだがね。マイホームは負債なのさ。」 これほど多くの人がお金のことで深刻な問題を抱えている理由の1つは、彼らが負債を資産と呼んでいることにある。 金持ち父さんの資…

キャピタルゲインとキャッシュフローの違い〜お金の授業No.11〜

お金の授業:No11「キャピタルゲインとキャッシュフローの違い」 ほとんどの人はキャピタルゲインを得ようとして投資している。だから彼らは、株価が上昇したりマイホームの価格が上がったりすると大喜びする。大半の勤労者も、退職後の資金のために株式市場に投資するときは同じようにやっている。キャピタルゲインを狙って投資する人は、賭博を打っているのも同然だ。 キャピタルゲイン狙いの投資などをするから、株価や持…

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