資産の強さを測る方法〜お金の授業No.13〜

お金の授業:No13「資産の強さを測る方法」

私のところにお金の相談に来る人は大勢いる。彼らはたいていこんなことを言う。「すばらしい新製品のアイデアがあるんだが」「とても良い投資物件があるんだけど」「この会社の株式に投資しようと思っているんだが、君はどう思う?」

ように問いかけられると、私はいつも金持ち父さんが教えてくれた「B-Iトライアングル」の図を持ち出すことにしている。


書籍『金持ち父さんの大金持ちの陰謀』より

この「B-Iトライアングル」は、金持ち父さんが主にキャッシュフロー・クワドラントの右側で資産を作り上げるために用いていたものを私が改良したものだ。キャッシュフロー・クワドラントの左側でも成功するために重要なものになる。

「B-Iトライアングル」は、3つの柱と5つの要素からなっている。

1つ目の柱:使命
2つ目の柱:チーム
3つ目の柱:リーダーシップ

第1の要素:キャッシュフロー
第2の要素:コミュニケーション
第3の要素:システム
第4の要素:法律
第5の要素:製品

「B-Iトライアングル」の図を見て欲しい。製品は頭の中では最も小さい部分、あるいは全体の中で一番重要性が低い部分であることに気づいただろうか。自分のビジネスを立ち上げたほとんどの人が失敗するのは、彼らが「B-Iトライアングル」ではなく製品に重点を置いているからだ。同じことが不動産についてもいえる。「B-Iトライアングル」の全体を見るのではなく、物件だけを見ている投資家が多い。

金持ち父さんはこう言っていた。「人生であろうと、ビジネスや投資であろうとうまくいかずに苦しんでいるときは、「B-Iトライアングル」の8つの必須要素のうちのどれか、あるいは複数の要素が欠けているか機能していない。」言い換えれば、何かに投資したり自分のビジネスを始めたりする前に、「B-Iトライアングル」の全体を評価して、その投資やビジネスに十分な強度があるだろうかと自分自身に問いかけることが必要になる。


書籍『金持ち父さんの大金持ちの陰謀』より

次の動画では、この「B-Iトライアングル」について説明しよう。

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