お金の授業:No26「デリバティブの使い方を知る」
デリバティブは、大量のお金を創造する道具でもある。
実際に私が作り出したデリバティブの例を紹介しよう。
まずは、ビジネスだ。
私は、自分のアイディアのデリバティブである「金持ち父さん」の教育ビジネスを始めた。また「キャッシュフローゲーム」、そして「金持ち父さん 貧乏父さん」の書籍を作った。これも私の考えていたことのデリバティブだ。不動産投資では、持っている不動産などの資産のデリバティブである住宅ローンをたびたび借り換えて税金のかからないお金を引き出している。その住宅ローンは賃借人の賃料で支払ってもらっているので、私のキャッシュフローはプラスだ。
株式市場では、私はよく自分の所有する株式のデリバティブ、例えばコールオプションなどを売って何もないところからお金を作り出している。これも私の株式と私のアイディアのデリバティブだ。
書籍『金持ち父さんの投資ガイド上級編』より
ちなみに「コールオプションを売る」とは、ある株価以上になったら保有する株を売る保険契約のようなものだ。その契約により私には保険料が手に入る。株価が契約に定めた価格以上になったら、保険収入に加えて、持っている株を高値で売って利益を得られるし、そうでなければ株を持ったまま、保険収入が得られる。
あなたの最大の資産はあなた自身の頭脳であることを忘れないでほしい。適切なファイナンシャル教育が身に付いていれば、あなたもまた、大量にお金を創造する自分自身のデリバティブを発明することができる。
書籍『金持ち父さんの投資ガイド上級編』より