お金の授業:No.24借金と信用力の違い
知っている人も多いと思うが、借金には良い借金と悪い借金がある。
マイホームを所有するための借金が悪い借金なのは、あなたのポケットからお金をとっていくからだ。賃貸物件を所有するための借金は、その物件が住宅ローンの支払いも含めて費用を支払ってくれる上に毎月あなたのポケットにお金を入れてくれるので良い借金ということになる。
良い借金には税金がかからない。借りたお金なので、そのお金についてもそのお金を使うことについても税金を払う必要はない。
借金を使うカギは、いかに賢く借りるか、そしてどのように返済するかにある。
賢い借金の仕方、そして物件の賃借人やあなたの所有するビジネスなど、誰か他の人やものに借金を返済させる方法を知っていることが、信頼するに足るあなたの能力、つまり信用力になる。
信用力が高ければ高いほど、より大きな額の借金を使って金持ちになれる。だが一番のカギはやはり、あなた自身のファイナンシャル教育と実社会での経験が握っている。
銀行は信用力のある投資家にはお金を融資してくれる。
例えば不動産にも非常に多くのタイプがあるが、私はオフィスビルやショッピングセンターには投資しない。なぜならこれらは価格が暴落する可能性が高いからだ。私は不動産を買うために集合住宅を利用している。
そんな私に銀行が融資をしてくれる理由は次の通りだ。
- 勤労者向けの集合住宅に投資しているから
- 雇用のある地域の物件に投資しているから
- 自然条件や政府による制約のある地域に物件を所有しているから
- 同じビジネスを長年やっていてゆるぎない定評があるから
- 自分たちがわかっている分野でやり続けているから
書籍『金持ち父さんの大金持ちの陰謀』より
今のあなたは、私と同じような信用力を持っていないかもしれない。でも安心して欲しい。誰だって最初は信用力何か持っていない。信用力を得るためにはファイナンシャルインテリジェンスを高め、あなたに融資をしてくれる人が、あなたに投資したいと思うような実績を作ることだ。
簡単ではないかもしれないが、強い意志を持ってやり続ければ、誰でも必ず達成できる。