お金の授業:No2「お金って何?」
日頃、何気なく使っている「お金」ですが、そもそもお金って何なのでしょうか?
「お金」を持っていけば好きなものが買えるし、美味しいものが食べられることは知っていますが、実は、「お金」自体には何の価値もありません。
「エェッ?!そんなバカな!」と思うかもしれませんが、事実です。
その理由を探るために、これから一緒に「お金」の旅に出ましょう。
この旅が終わる頃には、現在の「お金」が何なのかがわかると思いますよ。
最初は、今から2600年ほど前の中国です。
当時の「殷」という王国では、「貝」が「お金」の代わりとして使われていました。
現在の経済に関する漢字には、財、貯、貨、貿、買、貸などがありますが、そこには「貝」という字が使われていますよね。これは、「貝」を「お金」の代わりとして使っていたからだと言われています。
「お金」として使われた「貝」は「タカラガイ」という種類の貝で、中国では採れなかったので、当時は宝物として珍重されたようです。つまり、「タカラガイ」そのものに価値があったのですね。詳細は分かりませんが、「タカラガイ」を渡せば、色々な物と交換できたのでしょう。
この「タカラガイ」のように、最初は「貴重なもの」が物々交換の手段として使われはじめました。
この「タカラガイ」は結構硬いものですが、それでも割れてしまいますよね。
その後、丈夫な金属の貨幣が使われるようになったのです。
それは、次の動画でご紹介します。