間違いを犯した時に冷静になる方法「間違いの持つ不思議な力」|投資家コースNo.15-4【金持ち父さん貧乏父さん】

間違いを犯した時に冷静になる方法「間違いの持つ不思議な力」|投資家コースNo.15-4【金持ち父さん貧乏父さん】

投資家コース:No15-4「間違いの持つ不思議な力」
~間違いを犯した時に冷静になる方法~

人は間違いを犯した瞬間、思考をコントロールすることが難しくなる。これは誰だってそうだ。

だから金持ち父さんは私に、腹が立ったら十数えろ、ひどく腹が立ったら百数えろと教えてくれた。そうやって頭が冷えたら、私はただ相手に「申し訳なかった」とだけ言う。そんなに腹が立っていても相手を責めたりしない。もし責めたら、力は私のものではなく、その人のものになる。なんであれ起こったことに対して責任を取れば、貴重な教えを学ぶことができる。失敗したわけだから、その教えは明らかに私が学ぶべき教えだったのだ。嘘をついたり、他人を責めたり、自分を正当化したり、投げ出したり、否定したりしていては、何も学ぶことはできない。

ビジネスについて、私は成功の経験よりも失敗の経験から多くを学んだ。失敗の後の困難な状態を切り抜け、会社を新たに起こすという経験のおかげで私はより良いビジネスマンになれた。そこには恐怖や憤りではなく喜びと興奮がある。今の私は失敗を恐れない。人は皆間違いを犯すことから学ぶように作られていることがわかっているからだ。間違いを犯さないようにしていたら、あるいは間違いを犯してもそこから何も学ばなければ、間違いに隠されている不思議な力も人生から消えてしまう。本当なら大きく広がり、不思議な力に満ちていたかもしれない人生が、後退りして小さくなっていく。

金持ち父さんはこう言っていた。「私がこんなに金持ちなのは、お金に関してたいていの人よりたくさんの間違いを犯し、そこから学ぶことをいとわなかったからだ。たいていの人は間違いを十分に犯していない。あるいは、同じ間違いを何度も繰り返している。間違いと学習なしには、人生に不思議な力は生まれない。」

「間違いの持つ不思議な力」の話は、金持ち父さんの教えの中で一番大切なものの一つだ。特に、現在の世界においてはそうだ。情報時代が速度を増して進み続ける中で、お金や仕事の世界で取り残されるのは、間違いを恐れる人たちだ。あなたがお金や仕事の世界で取り残されないことを切に願う。

投資家レッスン15

  • リスク、間違いを犯すこと、学ぶことに対してあなたはどういう姿勢でいるか?
  • リスク、間違いを犯すこと、学ぶことに対してあなたの周りにいる人はどういう姿勢でいるか?
  • お金や仕事、ビジネスに関することで、嫌な気持ちのまま(腹を立てたまま)解放されずに残っている問題はないか?
  • お金に関することで今でも誰かに腹を立てているか?
  • もし他の人や自分自身に腹を立てているとしたら、そこから何を学ぶことができるだろうか?危険をおかし、何かを学ぶだけの勇気が自分にあったと、感謝できるようなことがそこにあるだろうか?

書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より

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