思考を妨げる5つの人格「間違いの持つ不思議な力(その3)」|投資家コースNo.15-3【金持ち父さん貧乏父さん】

思考を妨げる5つの人格「間違いの持つ不思議な力(その3)」|投資家コースNo.15-3【金持ち父さん貧乏父さん】

投資家コース:No15-3「間違いの持つ不思議な力」
~思考を妨げる5つの人格~

あなたは人が間違いを犯した時、どのように反応するかご存知だろうか?私たちはたいていの場合、次の5つのいずれかのタイプの人間になる。

嘘をつく人、人のせいにする人、正当化する人、すぐ止める人、否定する人、だ。

金持ち父さんは、こう言っていた。「間違いや偶然の事故のせいで腹を立てると、この5つのタイプのうち1つ、あるいは複数のタイプがその人の心と身体を占領する。大切なことを教えてくれる貴重な間違いから学び、知恵を手に入れたいと思ったら、思考をコントロールするようにしなければならない。『この間違いから私はどんな貴重な教えを学ぶことができるのだろうか』と。

もし誰かが『私が学んだのは、もうこんな事は二度とやらないということだ』と言ったとしたら、その人は多分あまり多くは学んでいない。本当は『あんなふうになってよかった。あの経験からこんなことが学べたのだから』と言わなくてはいけないところを、『あんな事は二度とやらない』と言い続け、自分の住む世界をどんどん小さくしている人が多すぎる。その上、間違いを避ける人、間違いを無駄にしてしまう人は成功者が見ているコインの裏側を決してみることができない。」

投資に関しても同じだ。間違いを犯した時に、頭を冷静にして間違いから学ばなければいけない。金持ち父さんは「投資で肝心なのは、どれくらい値上がりするかではない。最も重要なのは、どれくらい値下がりしても自分は大丈夫なのかだ。真の投資家は利益が出たときに備えると同時に、市場が自分の思ったような動きをしなかったときに、そこから学ぶ用意もしていなければいけない。君が市場から得ることのできる最良の教えは、間違いから学ぶ方法だ」と言っていた。

これまでの人生を振り返ってみて、私に一番お金を儲けさせてくれたもの、一番大きな成功をもたらしてくれたもの、そして最終的に私が人生で不思議な力を得るのに一番力を貸してくれたものは、このような考え方、心構えだったと言っていい。

ウィンストン・チャーチルも言っている。「成功とは、情熱を失うことなく一つの失敗から別の失敗へと移行できる能力だ」

考え方や心構えを変えるだけで、あなたの望むお金や人生の成功が手に入るとしたら、それをやらない理由がどこにあるだろうか?いますぐに、ポストイットか何かにこの言葉を買いて、あなたの手帳やパソコン貼っておいて欲しい。

「間違いを犯すことは悪ではない。間違いから学ばないことが悪なのだ。」

書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より

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