投資家コース:No12-1「投資の7つの基本ルール」
~投資にも基本ルールがある~
金持ち父さんはこう言っていた。
「君がやらなければいけないのはただ1つ、より良い投資家になることに焦点を合わせることだけだ。投資家としての経験と教育を十分に積むことに焦点を合わせれば、莫大な富が手に入るだろう。でも、もし君が短期間に金持ちになることだけを望んでいるのなら、大負けするのが関の山だ。」
あなたがどんなに若かろうが、あるいはどんなに歳をとっていようが、何についても基本を学ぶことが大事だ。それは当然、投資についても当てはまる。
これから投資についての基本ルールを7つお話ししよう。
基本ルール1:自分がどんな収入のために働いているか自覚する
所得には次の3つの種類がある。
勤労所得:一般に勤労からの所得。一番よくある形は給与所得。この収入は1番多く課税される所得でもあるから、富を築くのに一番苦労する。
ポートフォリオ所得:一般に株式、債券、投資信託など「紙の資産」からの所得。ポートフォリオ所得は投資による所得の形として、ほかを大きく引き離して一番人気がある。その理由は簡単だ。「紙の資産」は他のどんな資産よりも管理がはるかに楽だからだ。
不労所得:一般に不動産からの所得。特許間使用料やライセンス契約なども含まれるが、不労所得が10あればそのうち8までは不動産からのものだ。不動産に適応できる税制上の優遇策は多い。
金持ち父さんは「金持ちになりたければポートフォリオ所得と不労所得のために一生懸命努力するんだ」と言っていた。
基本ルール2:勤労所得を出来る限り効率よくポートフォリオ所得あるいは不労所得に変える
あなたが働いて得たお金に働いてもらうために投資をするということだ。
では、どんなポートフォリオ所得あるいは不労所得に変えればいいのだろうか?それが次のルールだ。
書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より