投資が危険ではない理由その２安心と快適を求めるレベルの投資とは？〜投資家コースNo.10-2〜

投資家コース：No10-2「投資が危険ではない理由」
～安心と快適を求めるレベルの投資とは？～

前の動画で、人が「投資は危険だ」というのには３つの理由があることを話した。

投資について学んでいないこと、投資をコントロールできていないこと、そして、クワドラントの右側、B（ビジネスオーナー）とI（投資家）からではなく左側、E（従業員）とS（自営業者）から投資をしていることの３つだ。

この三つ目の意味するところは次のようなことだ。

例えばビジネスをやっていれば同じ情報を見ても、それがどこに、どのように影響するかを知ることができる。投資家なら、世界の反対側の異常気象がどこに影響を及ぼす可能性があるかを見分けることができる。

金持ち父さんはこう言っていた。

「今日、多くの投資家にとって、投資の世界はプロのフットボールの試合のようなものだ。登場人物も同じ。テレビの解説者が、フィールド上で戦う優良株の一挙一動を伝える。熱狂的なファンたちがお気に入りのチームに声援を送りながら買うのは、観戦チケットではなく株式だ。ここにはチアリーダーもいて、株価が上がっている理由をあなたに教えたり、株価が下がっているときには、あなたに声援を送り続け、じきに上がると言う希望を持たせる。賭けを行うノミ屋もいる。株式ブローカーという名の彼らは、電話で株価を教え、あなたの儲けを記録する。新聞のスポーツ欄の代わりにあなたが読むのは経済欄だ。ダフ屋もいる。お金の世界のダフ屋は、チケットを買い損なった人に高い値段で売りつけるのではなく、内部のゲームにもっと近づきたいと思っている人たちに、予想表のようなものを高い値段で売りつける。それから、胃薬を配りながらホットドックを売る売り子、1日が終わった後にゴミ掃除をする人たちもいる。それにもちろん家で観戦する人だっている。」

スポーツと投資の世界の競技場でたいていの人が見逃しているのは、舞台裏で何が起こっているかだ。どちらの場合も、ゲームの裏にあるビジネスがそれにあたる。

また、金持ち父さんはこうも言っていた。

「安心と快適さのレベルで投資をする場合は、外側から投資することも充分理にかなっている。だから、自分よりも内部に近いと信じるプロにお金を託すのだ。だが、もし金持ちになりたいと思っているのなら、たいていの人がお金を託すプロよりももっと内側にいなくてはいけない。」

誤解しないで欲しい。あなたが金持ちになるためには、あなたが投資のプロよりも投資に精通するようになる必要があると言っているのではない。投資はチームスポーツだ。優秀で、信頼のおけるパートナーを得ることが大事だ。そして、彼らの言っていることを理解し、彼らのアドバイスを信じて投資することができるようになるために、ファイナンシャル・リテラシーを磨く必要があるのだ。