投資家コース:No16-3「金持ちになるために支払うべき対価」
~すべてはプランから始まる~
金持ち投資家になるためには、プランを立て、焦点を定め、勝つためにプレーする必要がある。平均的な投資家はプランを持たず、耳より情報を頼りに投資し、その時々に人気の投資商品を追いかけ、IT関係の株やら商品、不動産に手を出してみたり、自分で会社を作ってみたりする。耳より情報で投資するのも時には良いが、一つの耳より情報でずっと金持ちでいられるなどと勘違いしないようにして欲しい。
3つのEの他に、大金持ちになるために必要な条件として、金持ち父さんは5つのDと名付けたリストを持っていた。
夢(Dream)
献身(Dedication)
意欲(Drive)
データ(Data)
ドル(Dollers)
たいていの人はこのリストのうち最後の二つばかり焦点を合わせる。多くの人が学校へ通い、そこで手に入れた教育あるいはデータが自分をドル、つまりお金に到達させてくれると思っている。一方、正規の教育を十分に受けていない人は、「私は大学教育を受けていないから金持ちになれないんだ」「お金を作るにはお金が必要だ」「もっと一生懸命働いて、たくさんお金を稼げば金持ちになれる」などという。つまり、多くの人が教育やお金の不足を、投資家として金持ちになれない言い訳として使っている。
金持ち父さんは5つのDについての話を次のように締めくくった。
「実際問題として、超大金持ちになるために君に必要なデータとドルを最終的にもたらしてくれるのは、1から3までのDだ。」
つまり、データとドルは、夢と献身と意欲から生まれる。投資について教える時、私はしばしば、何かをやり始める前にもっとデータが欲しいと言う人や、まずお金を稼ぐことが自分を金持ちにしてくれると思っている人に出会う。たいていの場合、より多くのデータ、より多くのドルを得ようとするだけでは、その人は金持ちになれない。データとドルは確かにとても大事だが、特にゼロから始める場合、本当に必要なのはともかく外に出て、やり始めることだ。
これで「投資家コース」の話は終わりだ。まず、あなたは夢を持って、それを叶えるためのプランを考えて欲しい。きっとワクワクするはずだ。そして、それをやり続ければ、あなたは経済的自由を手に入れられるはずだ。
書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より