投資家コース:No16-2「金持ちになるために支払うべき対価」
~気前が良いほど金持ちになれる~
金持ちになる道は様々ある。どれを選ぶのもあなたの自由だが、私がお勧めする道はこれだ。
- 金銭的な知性を伸ばして金持ちになる道
金持ちがますます金持ちになる理由の1つは、他の人と違ったやり方で投資するからだ。彼らは、中流以下の人には声のかからないような投資をする。だが、一番肝心なのは、教育のバックグラウンドが違うことだ。もし適当な教育を受けていれば、いつだってたくさんのお金が手に入る金持ち父さんはこういった。「金持ちが投資するのと同じ投資をしたかったら、3つのE
教育(Education)、経験(Experience)、ありあまるお金(Excessive cash)が必要だ。」金持ち父さんが3つのEと読んだこの三つの段階をひとつづつ登っていく中で、あなたは教育、経験、お金の面で異なるレベルを持つ、異なるタイプの投資家に出会うだろう。経済的自由と引き換えに支払わなければならない代価は、これらの段階で投資するために教育、経験、ありあまるお金を手に入れるのに必要な時間と献身だ。
次に挙げたものの違いがわかるようになったら、お金の面で前より頭が良くなった、つまり洗練度が増したと思って良い。
- 良い投資と悪い投資
- 良い損失と悪い損失
- 良い支出と悪い支出
- 税金を納めることと報酬の意味を持った減税を受けること
- 雇われて働いている会社と自分が所有している会社
- 会社の起こし方、会社の立て直し方、会社の株式の公開の仕方
- 投資対象としての株式、債券、投資信託、ビジネス、不動産、保険商品などのメリット、デメリット及び法律上の特質、そして、いつ、どの商品を利用したらいいか
- 気前よくすることで金持ちになることもできる
金持ち父さんが金持ちになったのはこの方法だ。金持ち父さんはよく言っていた。「多くの人に奉仕すればするほど、私は金持ちになる」
より多くの人に奉仕することで金持ちになる例えとして、金持ち父さんはこんな話をしてくれた。「もし私が医者で、一度に一人の患者を診るというやり方しか知らなかったとする。そこで私が金持ちになろうと思ったら二つの道しかない。一つは労働時間を長くする方法。もう一つは診療代を高くすることだ。だが、もし私が患者を相手にこれまで通りの仕事を続けながら、余った時間を使って癌の治療薬を見つけたとする。そうすれば、私はもっと多くの人に奉仕することで金持ちになれる。」
教育、経験、ありあまるお金を手に入れるのに必要な時間と献身こそが、あなたを金持ちにしてくれる。
書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より