なぜ投資はわかりにくいのか?〜投資家コースNo.3〜

なぜ投資はわかりにくいのか?〜投資家コースNo.3〜

投資家コース:No3「なぜ投資はわかりにくいのか?」

ほとんどの人が「投資は分かりにくい」と言う。投資の話がわかりにくいのは、それがとても大きなテーマだからだ。

例えば、投資は人によって意味するものが違う

  • 人が違えば投資対象も違う
    大きな家族を持つことに投資する人もいる。広い意味で家族が大きいと、ある意味で、歳をとった時に世話をしてもらえる保証となる。
    良い教育、仕事による安定、会社の福利厚生に投資する人もいる。この場合は、本人と、その人が持っている技術が資産になる。

    株式投資のような外部の資産に投資する人もいる。仕事による安定や終身雇用制度があてにならなくなってきたことに人々が気づくにつれて、この数字は増加している。

  • 投資商品にはたくさんの種類がある
    異なる種類の投資の例としては、株式、債券、投資信託、不動産、保険、貯蓄、貴金属、ヘッジファンドなどがある。これらの投資はさらに細かく分けることもできる。
  • 投資手法にもいろいろある
    買う、持ち続ける、売る、オプション売買、ドル・コスト平均法、仲介、貯めるなどだ。
    このように、投資の対象となる商品も、投資の手法も実にたくさんの種類がある。だから、投資全般に精通する専門家になるのは不可能だ。さらに、誰もが市場の動向や世界の未来について異なる意見を持っている。このため、一言で投資と言っても様々な意見があって混乱してしまうのだ。
    真の投資家は、自分の専門分野を持っている。彼らは自分の専門分野で有望な投資先があれば、早い段階でそれに目をつけ、最高値の時に手を引いている。それが値上がりしたからという事実を聞いた一般の投資家は最高値付近で買って、値下がりするのを茫然と見ているだけだ。
    投資においては、多くの人が様々な異なる意見を持っていることを忘れてはいけない。

投資家レッスン3

投資が意味するものは人によって異なることを理解しているか?

Yes or No

投資について全てに精通できる人はいないことを理解しているか?

Yes or No

ある人が「この投資は良い」と言う一方で、別の人が同じ投資を「悪い」と言うことがあり、その場合それぞれの言い分に一理あることを理解しているか?

Yes or No

投資に関して、先入観を持ったり決めつけたりすることなく、異なる意見に進んで耳を傾ける気持ちがあるか?

Yes or No

ある人にとって「良い」投資商品が、別の人にとっては「悪い」こともあり得ると理解しているか?

Yes or No

書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より

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