ウォーレン・バフェットの最大の間違い〜間違いの持つ不思議な力(その1)〜|投資家コースNo.15-1【金持ち父さん貧乏父さん】

ウォーレン・バフェットの最大の間違い〜間違いの持つ不思議な力(その1)〜|投資家コースNo.15-1【金持ち父さん貧乏父さん】

投資家コース:No15-1「間違いの持つ不思議な力」
~ウォーレン・バフェットの最大の間違い~

金持ち父さんが金銭的に非常に成功したのには多くの理由がある。この動画ではその一番大きな理由について話そうと思う。

その前に、この話を聞いて欲しい。

アメリカで一番の金持ち投資家ウォーレン・バフェットは、持ち株会社バークシャー・ハサウェイのオーナーとして知られ、尊敬を集めている。バークシャー・ハサウェイの株を高く評価する投資家がたくさんいるが、一方、この会社を獲得したことが、バフェットにとって投資上の最大の間違いだったと気づいている人はほとんどいない。

バフェットがこの会社を手に入れた時、バークシャー・ハサウェイはシャツの製造会社でゆっくりと倒産への道を歩いていた。バフェットは、自分のチームならこの会社を立て直せると思った。当時、アメリカの繊維製造業は斜陽で、外国へどんどん移りつつあった。この潮流にはさすがのバフェットも逆らうことができず、いくら投資しても、製造会社として存続させることができなかった。だが、この投資の失敗の中に、バフェットは、最終的に彼を超大金持ちにすることになる「宝石」を見つけたのだ。

また、あなたも良くご存知の話を紹介しよう。

トーマス・エジソンはゼネラル・エレクトリック社の創業者だが、もし彼がこの会社の従業員だったら、電球を発明する事は決してなかっただろうと言われている。エジソンは最終的に電球を発明するまでに1万回以上失敗したという。もし彼が会社の従業員で、そんなに間違いを繰り返していたらきっとクビになっていたに違いない。

クリストファー・コロンブスの大きな間違いは、アジアの国々との交易のための航路を見つけようとして、偶然にアメリカに行き着いたことだ。

もうお気付きだろうか?金持ち父さんが金銭的に非常に成功した一番の理由は、間違いを犯すことに対する姿勢だ。私たちの大部分と同じように、金持ち父さんも間違いを犯すのは大嫌いだったが、それを恐れることはなかった。金持ち父さんはただ間違いを犯すためだけに危険を背負うこともあった。「自分が知っていることの限界まできた時っていうのは、いくつか間違いを犯すべき時なんだ」金持ち父さんはよくそう言っていた。

「間違いをするからこそ学ぶんだ。私は間違いを犯すたび、いつも自分について何か学ぶ。新しいことを何か学ぶこともあるし、決して合わなかったはずの人たちと出会うこともよくある」金持ち父さんはよくそう言っていた。

この間違いを恐れずに間違いから学ぶ姿勢こそが、金持ちとそうでない人を分ける最大の理由なのだ。

書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より

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