投資家コース:No11「テーブルのどちら側に座りたいか?」
実の父である貧乏父さんはいつも、「一生懸命に働いてお金を貯めろ」と言っていた。金持ち父さんのほうは、一生懸命に働いてお金を貯める事は大事だ、もし安心と快適さん欲しいのなら。だが、金持ちになりたい場合は、一生懸命に働いてお金を貯めるのでは多分だめだ。そもそも、一生懸命に働いてお金を貯めるのはたいてい『投資は危険だ』と言う人たちだ。」
おそらくあなたも、一生懸命に働いてお金を貯めることは良いことだと、心のどこかで思っているはずだ。その一方で、一生懸命に働いてもお金持ちになれないということを感じているだろう。
なぜ、そうなるのだろうか?それは時代が変わったからだ。
あなたの両親やあなたが若い頃は、会社があなたをずっと雇い、退職後の生活のための投資は会社で面倒を見ると言うのが雇用のルールだった。終身雇用制度というやつだ。言い換えれば、あなたはE(従業員)クワドラントに焦点を合わせているだけでよく、I(投資家)クワドラントについては雇用主が面倒を見てくれた。会社からもらう退職金と年金で老後がまかなえた。これは、とても心強かった。
ところが、そのルールが変わった。今日の情報時代には、私たちのほとんどがお金の面でより高度に洗練される必要がある。私たちは資産と負債の違いを知らなければならない。私たちの寿命は前の時代より長く、退職後の経済的安定のためにはより多くのお金が必要になった。
時代が変わったのだから、あなたも変わらなければいけない。そうしないと、生き残るのが難しくなる。生き残ったとしても、惨めな老後を迎えることになる。でも、ありがたいことに、I(投資家)クワドラントはあなたが一番重要なクワドラントにするだけの価値がある。なぜなら、経済的自由はこのクワドラントから生まれるのだから。投資家になる方法を学べばたとえどんなことをしてお金を稼ごうと、それには関係なく、そうでない場合よりずっと金持ちになれる。
今、あなたがE(従業員)クワドラントやS(自営業者)クワドラントから収入を得ていても、これから定年までそれを続けても、同時にI(投資家)クワドラントから収入を得ることは可能だ。投資家になる方法を学び、適切な投資チームを見つけ、徐々にI(投資家)クワドラントからの収入を増やしていこう。途中に失敗もあるかもしれないが、そこから学びを得て、投資を続けていけば、経済的自由を手に入れる投資家になれる。
投資家レッスン11
あなたはどのクワドラントが一番大事か?
E(従業員) or S(自営業者) or B(ビジネスオーナー)or I(投資家)
最終的にテーブルのどちらの側に座るつもりか?
書籍『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』より