金持ちのルールは意外とシンプル?
金持ちは資産を手に入れる。
中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。
これはいわば、金持ちになるための鉄則です。
「そんなことは簡単じゃないか」と思われるかもしませんが、
このルールの持つ意味の深さを本当に理解している人は少ないのです。
大部分の人は資産と負債の違いを知らないために、
いつもお金がなくてヒイヒイ言っています。
金持ち父さんがこのことを初めて教えてくれた時、
当時10代になったばかりの私には疑問でした。
「資産ってなんなの?」
「今はそれを知らなくていい。
ただ、今私が言ったことをそっくりそのまま頭に刻んでおくんだ。
単純だがこの言葉の意味が本当にわかれば、
人生の計画も立てられお金に困ることもなくなる。
いいか、これは単純なことなんだ。だからみんなは忘れてしまっているんだ」
大切なことは、
資産と負債の違いを知り、資産を買わなければいけないということです。
金持ちになりたい人が知っておくべきことはこれに尽きると言っていもいいでしょう。
金持ち父さんのアドバイスは本質的です。
「資産が何かを決めるのは言葉ではなく数字だ。
だからもし数字を読むことができなければ、
地面に空いた穴と資産の区別だってできやしない。
会計の世界で大切なのは
数字そのものではなくて数字が何を意味しているかだ。
君も金持ちになりたかったら、
数字を読み、それを理解する方法を学ばなければならない。」
資産は私のポケットにお金を入れてくれる。
負債は私のポケットからお金をとっていく。
知らなくてはいけないことは本当にこれだけなのです。
金持ちになりたいのなら、
ただ「資産を買うこと」に将来を捧げればいいのです。
中流以下に止まっていたい人は負債を買えばいい。
これが、資産と負債に関する金持ち父さんのシンプルな定義です。
ロバート・キヨサキ