これ、持ってますか?
From:寺本隆裕
先日、もう10年くらい付き合いのある起業家と話していました。
彼は正社員を雇っていないのですが、高い技術を持っているので色んな企業から常に引き合いがあり、成功しています。貯金も収入もかなりあるでしょう…笑
そんな彼も昔から不動産投資に興味を持っているようで。
今回の菅野さんの話をしたところ、やってみたい、とのこと。でも「本当にできますかね・・・」と心配を口にしています。
彼「いやー、でもほら、いろいろ大変そうじゃないですか…」
寺本「まあほなやめといたら?十分金持ってるやろし笑」
彼「でも、やっぱり老後を考えると心配じゃないですか。僕の仕事って自分が働いて稼ぐ系なので、不労所得はほしいですよね」
寺本「だったら、やったらいいやん?」
彼「うーん、ちゃんと勉強できるかなぁ・・・」
<以下繰り返し・・・笑>
念のため繰り返しますが、彼はめちゃくちゃ高い技術力を持っています。僕も、彼の同業の人と何度も仕事をしたことがありますが、彼の技術は圧倒的に高いんです。
それはもちろん、彼が今までその専門技術について一所懸命に勉強し、積み上げてきた結果です。彼が優秀な人物であることには違いありません。なので、おそらく不動産投資だって本気でやればすぐに理解し、結果も出せるんだろうと思っています。
そうです。
「本気でやりさえすれば・・・」
彼は今の技術を習得するために、本気で取り組んでいた。そのおかげで今があるわけです。人よりも何倍も努力して、情熱的に取り組んだ・・・・
おそらく彼が心配していることは、不動産投資について、彼が昔、その技術について一所懸命取り組んだのと同じくらい、本気で取り組める気がしない。ということなんだろうと思います。
ではどうすれば本気になれるのか?
それは一言で言うと、本気になるための「理由」があるかどうかで決まります。Rich Dad Letterの3月号、8ページにその内容が書いてあるので引用しますね。
心の奥底にある「理由」
金持ち父さんは、人を成功させるのは、お金ではなく、カリスマ性や才能でもないということを教えてくれた。
成功の鍵となるのは、心の奥底にある「理由」なのだ。人が習慣を変え、目標を達成するためには、まずその「理由」を変えなければならない。核となる信念や価値観、好き嫌いと個人の理由は繋がっているので、「理由」を変えることは難しいかもしれない。
「理由」の考え方に自分で制限を設けてしまっていることも多い。「絶対に金持ちにはなれない」「お金になんて興味がない」「金持ちは悪だ」「投資はリスクだ」といった態度や意見に影響されることもある。こういった考え方を変えない限り、大きく変化することはできない。
「私は絶対に金持ちになれない」と信じていると、金持ちになれる可能性が低くなり、あなたのその「理由」が行動すら妨げてしまうだろう。
「理由」は精神状態のことだ。
金持ち父さんはこう言った、「環境を変えれば、人生が変わる」「理由」を変化させたり、広げたりすることで、人生が好転することがある。どれだけ勉強して学ぼうとも、弱気で、「できない」という気持ちがあると、目標達成は不可能になってしまう。
彼の場合、お金を持ってることが逆に、不動産投資をやる理由を弱くしてしまっています。ある程度、お金を持っているなら、「お金が儲かる!」は大きな行動のモチベーションにはなりにくいですからね・・・
その場合はまた別の「理由」が必要です。それが何なのかは、あなたがどんな理由ならテンションが上がるか?それにもよります。(自分の”動機”の源泉を知ることは力になりますね)
彼の知り合いに不動産投資で成功している人がいるそうですが、その人は、サラリーマンが嫌で、ぜーーーーったい辞めてやる!って思っていたから成功したそうです。本人曰く、「命がけで」不動産投資をやったんだとか笑
人間には「現状維持メカニズム」があります。本能的に変化を嫌うのです。だから、現状を変えて何かで成功するというのは「不自然」なことなのです。
ただ一方で、「理由」があれば変化を起こすことができます。例えばぐうたらソファーに寝そべっていて、もう動きたくない、と思っていたとしても、目の前に野生のライオンが現れたら飛び起きるでしょう。「理由」は「行動」につながるんです。
さて、あなたの「理由」は何でしょうか?
成功しなければいけないのは、なぜ?
寺本隆裕
この友人は、結局、不動産やるんでしょうかね?笑