今すぐやるべきリスク対策

今すぐやるべきリスク対策

「リスクとは、自分が何をやっているのか分かっていないこと

ウォーレン・バフェットの名言だ。

リスクがある可能性は“あなた自身”にあるわけで、投資そのものにリスクがあるわけではない。これは重要なポイントなので何度でも言う。

私はリスクを次のように定義づけている:

Reckless 無謀な
Investing 投資
Sans ただし
Knowledge 知識がなければに限る
(リスクとは、知らないことへの無謀な投資)

私の友人でもあり株式ブローカーでもあるトム・ヴァイセンボルンは、株式投資の2つのルールを次のように述べている。

  1. その企業がどのようにお金を稼いでいるのかを知らないのなら、投資しないこと。
  2. あまりにも魅力的に見える株があるなら、おそらく魅力があるのだろう。かつての自分の愚行のように、カレンはこの教訓を苦労して学んだ。

ご存知のように、投資の世界では100%安全(損失がない)が保証された投資などない。しかし、投資リスクを減らし、成功のチャンスを増やすためにできることはある。

  • 金融教育を受ける
  • 積極的な少額投資で経験を積む
  • 投資と、投資が生み出す利益を理解する
  • 投資を管理する
  • 自分が自分の金融アドバイザーになる

多くの人が投資はハイリスク、ハイリターンだと思っている。

これは真実ではない。

私にとっては、たくさん分散された投資信託のポートフォリオや、銀行貯金することは、私がしている投資方法よりもずっとリスクが高い。

これはすべて金融知識の問題だ。

下落している市場への投資は危険だと思うかと聞かれたら、「常にリスクはある」と答えていたし、「市場の浮き沈みは、私が投資する理由や投資先には影響しない」と言って締めくくった。

新たなチャレンジと学びを得ることなく、多くの人が安全に投資を行う。

愚かでリスクのあることをやるべきだと言っているのではない。

選択肢はたくさんあるが、やらないという選択もあるのだ。

例えば、私にはエベレストに登る選択肢や、NASAの宇宙飛行士になるプログラムに参加する選択肢もあった。あるいは、政治家になって、公職選挙に立候補するという選択肢も。

私が言いたいのは、次のチャレンジを行き当たりばったりではなく、慎重に選択したということ。「このチャレンジに成功すれば、私の人生はどうなるのだろう?」と自問したのだ。あなた自身にも是非問いかけてほしい。

金融知識の向上

「走る前に歩くことを学ばねばならない」という教訓がある。

これは金融知識にも言えることで、自分のお金を使って非常に高い収入を得る方法を学ぶ前に、自分で歩くことを学ぶ必要がある。

つまり、金融知識の基礎・基本を学ぶことだ。

多くの人がお金を増やすのに苦労する理由は、銀行員や投資信託のマネジャーのような金融の「専門家」に資金を預けるように教えられているからだ。

運用資金を金融の専門家に託すことは、学びと金融知識を高めることを諦め、あなた自身が金融の専門家になり損ねるということだ。

誰かがあなたのお金を管理し、お金の問題を解決してくれても、自分の金融知識を増やすことはできない。

実際、それどころか、そういう人たちに報酬を与えるのはあなたのお金だ!

しっかりとした金融知識の基盤ができていれば、金融知識を高めるのは簡単なことだ。

ただし、お金のIQが乏しければ、新しい金融情報はややこしく、ほとんど価値のないように見える。

数学者が何年も数学の練習問題を解き続けた後に、複雑な方程式が解けるように、金融教育に専念することのメリットは、時間の経過と共に、高度な金融知識をより深く理解できるようになることだ。

しかし、何度も言うが、走る前に歩くことを学ぶ必要がある。

あなたのお金はあなたが守る

世界はあなたのお金を取るために広がっているというのは真実である。

だが、あなたのお金を取る全ての人が、詐欺師や犯罪者なわけではない。

我々のお金を食い物にする最も強大な怪物に、税金が挙げられる。

政府は我々のお金を法律に基づいて取り上げている。

あなたがお金のために労働するなら、税金を払う必要がある。

一生懸命に働けば働くほど、稼げば稼ぐほど、さらに多くの税金を支払うはめになる。

ご存知でもご存知でなくても、米国の税制は、収入が多ければより高い税率が課せられる変動式だ。

このシステムの下では、一生懸命働いて昇進し、より多くのお金を稼ぐ人はが、一番先に罰せられることになる。

お金のIQが低い人は、税金という形でより多くの支払いをしなければならない。

お金のIQの例を挙げると、20%の税金を支払う人と35%を支払う人がいれば、低い税率を課せられる人は、明らかに高いお金のIQがあり、リスクは低くなる。

予算を立てる

予算を立てるには、多くの金融知識が必要だ。

多くの人は、金持ちというよりも貧乏人のように予算を立てる。

ほとんどの人が多くのお金を稼いでいるのにそのお金を維持できない。

理由は単純で、貧乏人のように予算を立てるからだ。

例えば、年間70,000ドル稼いで遣う人は、30,000ドル稼いで25,000ドルで生活をやりくりし、5,000ドルを投資にあてる人よりも金融IQが低いと言える。

稼ぎがどれだけであっても、うまくやりくりして投資ができるようになるためには、高レベルの金融知識が求められる。

余剰を作るというのは、積極的に予算を立てなければならないということだ。

お金にレバレッジをかける

余剰を生む予算が組めたら、次の金融課題は余剰金にレバレッジをかけることだ。

ほとんどの人が余剰金を銀行に預けている。これは、米ドルが通貨になる前の1971年以前、賢いアイディアだとされていた。 1974年以降、労働者は自分の引退のために貯蓄しなければならなかった。

何百万もの労働者はどこに投資すべきか分からず、お金が増えることを願って、たくさん分散された投資信託のポートフォリオに余剰金を投資した。

銀行にお金を預けている人は、言うなれば何のプラスにもならないのだ。

これはあくまでも人のお金で、1ドル節約すれば1:1のレバレッジ係数になる。倹約家はすべてのお金を自分で出すだけだ。

300ユニットの集合住宅への投資のために、私の銀行員は1,700万ドルの80%を不動産投資に投入した。 銀行のお金を使えば、レバレッジは1:4になる。

取引に1ドル投資するごとに、4ドルを銀行が貸してくれる。

多くのファイナンシャルアドバイザーは、ハイリターンはハイリスクが伴うと言うだろう。 つまり、レバレッジは危険だということなのだが、これは完全なる間違いである。

レバレッジは、制御不能な資産に投資する場合にのみ危険になる。

制御ができるものなら、レバレッジはほぼリスクがないと言えるだろう。

ほとんどのファイナンシャルアドバイザーがハイリターンはハイリスクだと言うのは、彼らが扱う商品のほとんどが制御不能だからだ。

貯蓄と分散投資信託ポートフォリオがレバレッジの一種であるなら、お金にレバレッジをかけるもっといい方法がある。

サルでも調教して、貯金して投資信託に投資できるようにすればいい。

それが投資信託のリターンが歴史的に低い理由だ。

Robert Kiyosaki

ロバート・キヨサキ

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