99%の人がやらないことをやろう

99%の人がやらないことをやろう

99%の人がやらないことをやろう

芋虫がさなぎになり、蝶になることは、ご存知ですよね。それは劇的な変化で「メタモフォシス(変態)」として知られています。「メタモフォシス」の定義の一つは「キャラクターに大きな変化を起こす」ことです。

多くの人が仕事を辞めて起業する夢を見る一方、実行する人はほんの一握りです。なぜでしょうか?なぜなら、従業員から起業家へと変身するのは、仕事を変わる以上の変化だからです。それはまさにメタモフォシスです。

経済的なメタモフォシスは金持ち父さんの中では新しい定義です。私たちは教育とお金の教育についてはたくさん話しますが、コロナウィルスによる今後の経済崩壊の激震で、私は教育だけではこの危機を乗り切るのは不十分だと気付かされました。教育以上に、変身が必要だと思っています。

メタモフォシスの定義は、未熟な形から成熟した大人の形へと変身することです。今日、経済的な変身が求められています。お金に関して未熟な心構えから変身して成熟する必要があります。お金に関する古いアドバイスを聞いていてはダメです。

仕事について学ぶのと同様に、私は一つ以上のクワドラントで多様化しながら運用することを提案します。平均的な富裕層の人はクワドラントの右側から70%収入を得て、左からは30%以下にしか満たないのです。どれほどお金を稼いでも、一つ以上のクワドラントで運用した方が人は安心できるものなのです。

誰の心にも貧乏な人はいる

貧しい心構えの人は、不足や欠如を信じ、収入の範囲内での生活を選び、しばしば恐怖に駆られています。彼らは良く働き、収支を合わせるために二つの仕事を掛け持ちしていることさえあります。

しかし、ただ水に浮かぼうと水面をバタバタしているだけなので、前進するのはとても大変です。彼らはよく、もっとお金があれば全ての問題を解決すると思っています。しかし、お金が問題を解決することはほとんどなく、むしろ支出の傾向を際立たせます。

中間層の心構えの人も収入を得ては使うことを繰り返す生活ですが、違った方法や違った理由からです。彼らは大きい家、性能の良い車、最近の便利グッズなどの贅沢品を買うことができる良い給料の職に就いています。現金で買えないものは、喜んでクレジットカードで買おうとします。これを金持ち父さんは「労働者階級の夢」と呼びます。時間をかけて、中間層はもっと多くのものを買えるように、より高い給与の職に就くことや、長時間働くことで成り立つライフスタイルを作り上げます。

一方、裕福な心構えの人はクリエイティブでリスクを嫌います。貧しい心構えの人のように安心感にすがるということはしません。給与を得ては使うという生活の仕方もしません。他の二つのタイプの人と違って、お金を失うことを恐れません。金持ち父さんはタダで働くように言いました。時間を給料と引き換えにするような、貧しい心構えを持って欲しくなかったのです。

金持ち父さんがクワドラントを説明してくれたおかげで、何年も労働する間に、小さな変化が大きな結果をもたらすことを私はよりよく理解できていました。キャッシュフロー・クワドラントのおかげで、私は何をしたいかというよりも、社会人としての年月がたつほどにどんな人間になりたいのかということを決める方が良いことに気づきました。最も苦しい時、二人のパワフルな父さんたちからの教訓と深い知識が私を前進させてくれました。

ある人々があるグループの心構えを持ち、別の人々は別のグループの違う心構えを持っています。皆この一つのお金のゲームの中にいますが、それぞれのクワドラントが違った観点で、違うルールに則ってゲームをプレイしています。

大きな問題は、キャッシュフロー・クワドラントの左側にいる人々は右の人々が何をしているのか見えないということです。しかし、右側の人々には左側の人々が何をしているかしっかり見えています。

一つのクワドラントから次のクワドラントへと行く道は心の旅です。一つの核となる信念と技術から、新しい核となる的信念と技術への旅です。その過程は自転車に乗る練習をする感じです。最初に、たくさん転びます。特に、友達が見ている時、しばしばそれは挫折感や屈辱感を伴います。

しかし、しばらくしたら、転ぶことはなくなり自動的に乗りこなせるようになります。転んだとしても、また起きて乗ればいいとわかっているので、大したことではありません。定職の安心感から経済的な自由へと心の持ち方を変えていくときも同じです。

私の最後の給料

私はゼロックスでの仕事を得ましたが、給与のためではなく、お金に対する知性を増やすためでした。私は自分にとって最適のお金の増やし方は、パイロットや船長になることではなく起業家になることだと決めました。私は起業家になるためにはセールススキルが必要だとわかっていました。

ゼロックスで1974年から1978年までゼロックスで働いた4年間は大変なものでした。最初の2年間、私は売ることができずクビになりかけたことが何度もありました。何も売ることができずにクビの危険にさらされているだけでなく、お金も入ってきませんでした。しかし、ホノルル支店でトップのセールスマンになるゴールがありましたから、決意して挑戦に挑みました。

2年経って、セールストレーニングと実地の経験が実りだして、ホノルル支店のトップセールスマンになるというゴールを達成できました。

私はゼロックスで貴重な教訓を得ました。問題を解決することは豊かさへの道です。私はトップセールスマンになるというゴールを達成し、ビジネスを起こすという次の挑戦へと進むために退職しました。

起業家になるということ

私の人生の中で最も恐ろしかった日は、仕事を辞めて、起業家になった日でした。その日から、もう定期的な給与はなく、健康保険や年金プランもないことはわかっていました。傷病休暇や有給休暇もありません。

その日に収入がゼロになりました。定期的収入がないということは人生で経験した中で最も恐ろしいことの一つです。最も辛かったのは、次に定期的収入が入ってくるのがいつになるかわからないことでした。何年もかかるかもしれません。仕事を辞めた瞬間に、多くの人が起業家にならない理由を理解できました。それはお金、給与保証、定期的収入がなくなることへの恐怖です。

お金なしに長くやっていける人はごくわずかです。起業家は違います。その違いの一つは、お金なしでも安全に賢くやっていく能力です。

私を個人的に支えてくれた言葉があります。金持ち父さんのアドバイスで、今にも諦めて背を向けそうになっていた時にもらった「いつでも辞めることはできる。だったら、なぜ今辞めるんだ?」です。

あの言葉が私の志を高く保ち、気持ちを鎮めてくれました。あの言葉が私はまだ道の途中なのだから、なぜ戻る必要があるのか、そう教えてくれました。戻っても進んでも距離は同じだったのです。

Robert Kiyosaki

ロバート・キヨサキ

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