本当に賢い人は貯金しない

本当に賢い人は貯金しない

本当に賢い人は貯金しない

「賢い」には2つのタイプがあると金持ち父さんは言っていました。
一つは、ブック・スマート。もう一つは、ストリート・スマートです。

そして、本当に賢い人は貯金をしません。

ブック・スマートとは、私の実父である貧乏父さんのような人のことを意味します。私の実父は、高学歴であり、教育の分野で高給取りの仕事に就いていました。貧乏父さんは賢くて才能がありましたが、経済的にはいつも苦労していました。貯めていたお金も一攫千金のための策略で失ってしまいました。そして、人生の終わりには無一文になりました。ブック・スマートであったことは、お金に関する知性には結びつかなかったのです。

もう一方の「ストリート・スマート」とは、高学歴ではありませんが、世界とお金の仕組みを知る人々を意味します。私の親友の父親だった金持ち父さんは、若い頃から実家の店で働き、経営を行っていました。彼は、経営のやり方を経験から学んでいました。その後、高度な学位を取得する代わりに、実社会でのビジネス経験を積み、最終的にはハワイのビーチでホテルを所有するまでになりました。彼はブック・スマートではありませんでしたが、お金に関する高い知性を持っていました。

賢い人と貯蓄

貧乏父さんは「一生懸命働いてお金を貯めろ」と常に言っていました。しかし、彼は自分のアドバイスに従いませんでした。彼はお金に関する知性が欠如していたので、貧しいお金の選択をすることになり、貯蓄を使ってしまいました。彼は貯蓄をしない賢い人の一人でした。

一方、金持ち父さんは「裕福で経済的に安定した人になりたいなら、一生懸命働いてお金を貯めても、そこにたどり着くことはできない」と常に言っていました。そして、彼は自分のアドバイスに従いました。貯蓄をするのではなく、投資をしたのです。その結果、彼はお金を指数関数的に増やし、若くして経済的に自立しました。彼もまた貯蓄をしないタイプの賢い人だったのです。

賢くなることに関しては、私は金持ち父さんを手本にしていました。そして今では、私も経済的に自立しています。しかし、私は他にも貯蓄をしない賢い人を多く知っています。彼らは資産に投資するのではなく、負債にお金を費やしています。

金持ち父さんは、お金について多くのことを教えてくれました。具体的には、経済的に賢い人が貯蓄をしない3つの理由を教えてくれました。

  1. 税金
    金持ち父さんは「一生懸命働いてお金を貯めている人が富を築くのに苦労しているのは、相対的に税金を多く払っているからだ」と言っていました。

    また、貯蓄者が稼いだり、貯めたり、使ったり、お金を譲渡したりする時に、政府が所得税、キャピタルゲイン税、消費税、相続税などの形で課税していることを説明してくれました。

    また、「インフレ」という隠れた税金が貯蓄者を衰退させていることも教えてくれました。

  2. インフレ
    金持ち父さんは、1,000ドルという簡単な数字を使って、なぜ大抵の場合、貯蓄者は経済的な敗者になってしまうのかを説明してくれました。

    「あなたの1,000ドルはすぐにインフレに食われてしまうので、毎年価値が下がってしまう」と。金持ち父さんは、「毎年銀行があなたに支払う利息は、税金とインフレの両方に食い潰される」と説明しました。政府はキャピタルゲイン税で利益の30%を取り、残りのほとんど、あるいはそれ以上がインフレにより食い尽くされてしまいます。

    その結果、多くの場合、純損失になってしまうのです。だからこそ、金持ち父さんは一生懸命働いてお金を貯めることは、金持ちになるために困難な方法だと思っていたのです。

  3. リスクを回避する
    頑張って働いてお金を貯めていると、その貯蓄に「安心」を見出します。頑張って貯金している人は、頑張って稼いだお金を全て失うことを恐れているので、そのお金を投資することはとても困難なことです。

金持ち父さんは「一生懸命働いて貯蓄している人は、投資はリスクが高いと思っていることが多い。そして、何かリスクがあると思うと、そこから学ぶことを避けてしまう。」と言っていました。

ほとんどの人は、投資でお金を指数関数的に成長させるためにリスクを取るよりも、お金を貯めるという 「安全な」ルートを取るのです。なぜなら、それが自分が知っていることであり、理解していることだからです。

しかし、残念ながら、上記で学んだように貯蓄は安全なものではありません。実際には、税金や投資の関係で、お金の使い方としては最もリスクの高い方法であることが多いのです。

“お金の教養”の必要性

人々はなぜ貯蓄するのでしょうか?多くの場合、それは老後の備えのためです。しかし、私たちの多くは、貯蓄だけでは安心できる老後の備えには不十分だと知っています。これは、雇用主から年金を受け取ることのない若者には特に当てはまります。

今日では、安心できる老後のために、みんな投資したほうがいいとされています。しかし、残念ながら、学校では、賢明にあるいは上手に投資することについて教えてもらえません。ですから、経済的な教育を受けるのは私たち次第であり、子供達に経済的な教育をするのも私たち次第なのです。

それは富裕層が何世代にもわたって行ってきたことです。例えば、金持ち父さんの息子であるマイクは、15歳の時には20万ドルの投資ポートフォリオを持っていました。「彼が警察官になることを選んだとしても、政治家になることを選んだとしても、詩人になることを選んだとしても、私はマイクにまず最初に投資家になって欲しかった。投資家になれば、途中でお金を稼ぐために何をしようとも、あなたははるかに裕福になるでしょう」 と金持ち父さんは言っています。

ルールは変わったのです。現代社会では、より高度なレベルのお金の知識が必要とされており、子供たちも同様です。お金の知識をさらに身につけ、より明るく、より安全な経済的未来のために準備することをお勧めします。

Robert Kiyosaki

ロバート・キヨサキ

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