もっとも稼ぐ10%に入るには?
金持ち父さんの考えを理解することで、私は多くの人が見ることのない全く別の世界を見ました。
一生懸命働いて、節約している人々の多くが見ることのない世界です。
それは、増え続ける富の世界でした。
私は生涯を通してお金の理念を研究してきて、
90%の人が世界のお金の10%を稼いでいるという法則を発見しました。
では、もっとも稼ぐ10%に入るにはどうすればいいでしょうか?
そのためには、収入と支出を適切に位置づけることです。
多くの人にとって、収入が高く・支出が少ないのは良いことです。
しかし金持ちにとっては、悪いことです。
お金やその仕組みを理解していないと、超富裕層が低収入で高支出であるというのは奇妙な収支報告書に見えます。
実際、勤労所得として「大金を稼ぐ」ことが良いことだと思っているのは、金銭的に無知な人だけです。
貧困層・中間層のマインドセットの根本的な誤りの一つは、給料のために働けば金持ちになれると思っていることです。
しかし、それを実現させることは、税法の構造上の理由で非常に困難です。
政府は従業員が給料を見る前に税金を取ってしまうので、ビジネスや投資に関しては、事業主よりも常に不利な立場にあるのです。
一方で、事業主は、税引前のお金を投資することができます。
これは、仕事をする上でより多くのお金を彼らに与えるだけでなく、彼らの課税総所得金額を減らすので、貧困層や中間層に比べて納税額が少なくなることが多いのです。
これが金持ちのマインドセットです。
私の実の父、貧乏父さんからは、収入欄を重視するように教わりました。
就職し、一生懸命働いて、昇給し続けるように教えられました。
時給制で働いているときは、もっと時間をかけるか、時給を上げるように教えられました。
焦点は常に収入、具体的には勤労収入、つまり給料や賃金、手数料を増やすことでした。
そこに焦点を当て、注意を払う限り、私はその収入のために一生あくせく働くことになります。
収入を得ることに焦点を当てるのではなく、
資産を得ることに焦点を当てることが、経済的な幸福への鍵であることに気付いたとき、私のスイッチが入りました…
金持ちは自分の収入を使って資産(経費)を購入し、
その資産がキャッシュフローという形でより多くの収入を生み出しています。
金持ちが金持ちである理由は、これらの資産が生み出す収入は、
勤労収入ではなく、税金が最も低い受動的な収入だからです。
さらに、これらの資産は、多くの税制優遇をもたらす事業体に入れておくことができます。
要するに、金持ちは非常に裕福かもしれませんが、高給取りの従業員のような高収入はありません。
低収入と高支出が良いという理念を理解すると、
お金と呼ばれるこの理念の最も重要な現実の一つを理解することができます。
積極的にお金の教育を受けましょう。
戦略的な動きができれば、あなたの収入は増えて、2021年に成功を収めることができます。
ロバート・キヨサキ